パーマ液を使用しないノンダメージのストパーって何ッ?
最近、美容室の間で
「ノン・ダメージ・ノン還元剤(パーマ液)ストパー!」という
キャッチフレーズで売り出しているパーマメニューが登場している。
ヒロトがこの情報をキャッチしたのは今年の初めごろ・・・。
ちょっと気になったのでいろいろ調べてみました。
ヒロトが一番気になったのは、
そもそもパーマ液(還元剤)も使わずに、
どうして髪がストレートになるんだよッ(怒)
・・・ということでした。
そして徹底的に調べた結果、
パーマ液の代わりにグリオキシル酸を使い
「酸と熱」の力を利用して、
髪の毛のタンパク質を形状変化させて
髪をストレートにする
ということが分かりました。
・・・・しかし、
これはあまりにもデメリットが多いということも
同時に理解しておく必要があります。
グリオキシル酸の主成分はあとで説明するとして、
まずそのデメリットを箇条書きにします。
①(髪の)伸びが読みにくい。(伸びるところと伸びないところの差)
②伸びの持ちが悪い。(2ヶ月弱)
③ヘアカラーの退色やあとのカラーが入りづらい。
④施術時間も料金も縮毛矯正とあまり変わらない。
➄結果的に従来のかる~いストパーとダメージはさほど変わらない。
実際にこのメニューを導入し、こだわって施術している
美容師さんならすでに気付いているはずです。
これらのデメリットがあることを考えれば、
ヒロトはこのメニューを導入するのはちょっと考えモノですね。
あ、いや・・・もちろん
髪質によっては成功する事もあると思いますが、
イチかバチかでやるというのも何だかなぁ~と思ってしまいます。
ちなみにこのメニューを導入しているサロンの多くは、
ストレートパーマとは売り出さずに
髪質改善エステとか
トリートメントと縮毛矯正の中間とか、
ワケのわからないような
名称でお客様に勧めているようです。
まぁ~、いろいろあって良いのですが、
伸びの持ちが悪くムラになりやすいことを思えば、
光の反射も均等にならないので
ツヤもムラになりやすいとヒロトは考える。
このメニュ~は、もう少し様子見ですね♪
今、各美容メーカーからさまざまな新商品が
次から次へと出て来ていますが、
それと同時に現代は
真実とウソが入り混じっているカオスの時代でもあります。
そんな時代に、確かな情報を得るのは結構大変ですね。(汗)
【グリオキシル酸】主成分
1分子の中にアルデヒド基とカルボキシル基を持つカルボン酸の一種である。
一部の植物や菌類が持ち、脂質からの糖新生を可能にするグリオキシル酸回路では、アセチル・COAと結合してリンゴ酸を作る。また無電解のメッキの還元剤としても使用される。グリオキシル酸は、人ではエチレングリコールからシュー酸に代謝される際の中間体で体内で酸化を受けると、有害なシュー酸が生成されることになる。(ウィキペディアより)
初めまして。ヘアラボblogを見て気になった事があったので思い切って連絡させてもらいました!!
私はくせ毛で以前美容室に行った際、ストレートパーマに近いトリートメントがあると言われ、傷まないとも言われたので
それならいいと思いやってみました。
初めはいい感じだなぁ~と思っていました。
ですがやはり時間とともにゴワゴワしてきているんですが、これは傷んできているのでしょうか?
またヘアラボに書かれているグリオキシル酸かどうかはわからないのですが、たしかなんとか酸とか言っていた気がします。
毎日、さわる髪の毛なのですごく気になっています。
何か解決策はあるでしょうか?
アドバイスいただけたらうれしいです。
トマト様、御質問ありがとうございます。
①時間とともにゴワゴワしてきたのですが、これは傷んできているのでしょうか?
大変申し訳ないのですが、ビフォーアフターを見ておりません。
また髪の毛もさわっていないし、ホームケアのことも聞いていないのでハッキリとは分かりません(悲)
一つ言えることは、通常のアルカリ矯正よりももちろん成功した場合は、ダメージは軽い方だと思います。
ただ、酸を使ってタンパク質を形状変化させるのですから、何らかのダメージをともなうと思われます。
結果的に見ても日をおうごとに多少はダメージしていきますし、今のところ従来のかる~い矯正とさほど変わらないと思います。
なので、まったくダメージがないというのは、言い過ぎですね!
もう一つ言えることは、途中から髪の毛がゴワゴワしてきたというのは、くせ毛の「もどり」ということも考えられます。
くせがわりと真っ直ぐな時は、光の反射も均等になるため、ツヤもでますが、くせがもどってきた場合は、反射も乱れるのでパサついた感じになります。
②何か解決策はあるでしょうか?
3点あります。
一、通常のかる~いアルカリ矯正をする。
一、完全ドライ後、ゴワゴワの部分をストレートアイロンでのばす。
(注意* アイロンの型がつかないように頭皮から垂直に向けてのばす)
一、シャンプーした後、ドライヤーで乾かす時に水分を含んだ状態でデンマンブラシで押さえ、ゆっくりときながら乾かす。
(注意* この時のドライヤーの風向きは、必ず真上から下に向けて乾かす。完全に乾くまで根気がいります)
◎この手のタイプはグリオキシル酸だけでなく、酸を使ったものはこれからもたくさん出てくると思います。
これから特に新メニューをされる場合は担当の美容師さんにメリット・デメリットをしっかり聞いた上で施術されることをオススメします。
byヒロト
ヒロトさんへ
アドバイスありがとうございました。
家にストレートアイロンがあったのでそれをやってみました。
最初はアイロンの型が少しつきましたが、今はアドバイス通りに出来るようになり、
型もつかずキレイにおさまっています。(うれしい)
それから新しいメニューをする時は、担当の方にメリット・デメリットをしっかり聞いていきたいと思います。
またこれから何か疑問に思うことがあったら、質問してもいいでしょうか?
よろしくお願いします。
トマト様
髪がおさまって良かったですね!
髪の毛に関することで疑問に思うことは御遠慮なく何でも聞いてください。
期待にお応えできないこともあるかと思いますが、ヒロトもがんばって勉強します。
今後ともよろしくお願いします。
byヒロト