新しい処理剤〝酸〟について

こんにちは、ヒロトです。
ヘアスタイルを作るうえでパーマやカラー等の施術をする場合、
薬剤を使用する関係でどうしても髪に負担がかかってしまいます。
そうは言っても、美容師さんは極力、髪に負担をかけないように
〝処理剤〟というものを駆使して施術に取り組みます。
処理剤の原料は、主にケラチン・コラーゲン・シルクなどが一般的で、
その主成分を
■細かくする(低分子)
■大きくする(高分子)
■熱で大きくする(シリル化)
■油性成分を持たせる(アルキル化)
などの改良処理をすることによって処理剤としての機能を発揮します。
ただ誤解してはいけないのは、
処理剤を使用したからといっても、やはり
〝傷んだ髪は治らない〟
ということです。
髪に薬剤を塗布することでノンダメージはあり得ません。
そのような大事な役目を持つ処理剤ですが、
酸(グリオキシル・マレイン・レブリン等々)を主成分とする
処理剤が2年ぐらい前だったと思うのですが、新しく登場しました。
今のところ、この処理剤(酸)は
ブリーチ剤に関して言えば、場合によってはダメージ軽減にはなると思います。
この酸を主成分に持つ処理剤(商品)が市場(サロン)に出回り始めたころ、
誰が考え出したのかは知りませんが、ちまたの美容室では
「パーマ剤(還元剤)を使わないストレートパーマ」
と銘打って、いろんな美容室でやっていましたが、
くせ毛の「延び」がムラになりやすいことから、
最近では
「トリートメントエステ」やら
「酸熱トリートメント」などという
言い方に変えて、未だにその処理剤を使ったメニューを
〝売り〟にしている美容室もあります。
・・・まぁ~、
確かにそのような「言い方」に変えた方が無難でしょうね! (笑)
ヒロトも最初は
「この手の酸熱トリートメントは全国的に広がっていくのかな?」
と思っていましたが、そうでもなさそうです。
そりゃそーでしょ~!
延びない・持たない――という理由で、結局止めていくと思う。
それにですよォ~
広告の写真とか、動画とかで仕上がりを見てると
みんなアイロンでツルピカに仕上げたものばかり・・・・。
そりゃ~それを見たら、
自分の髪もこんなにキレイになると思いますよォ!
・・・が、しかし、シャンプーしたらまた元にもどるし、
いつもとさほど変わらない――。
こんなインチキまがいのものなんて続くわけないでしょ。(笑)
最後に、これらの商品開発者の方々にヒロトは言いたい。
新しいもの、新しいものをと追われる気持ちはわかるけど、
もっと現場の意見を大切にして開発に取り組んでください!
・・・と、心の底から思います。
この記事へのコメントはありません。