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八尾高安の美容室Deepの姉妹ブログ、hair labをお送りします!

オーガニック商品って何?パートⅤ

オーガニック商品って何?パートⅣ

・・・つづき

こんにちは、ヒロトです。

さて、オーガニックの話にもどします。

そもそも日本には、オーガニックコスメを認定する機関はなく、

有機農産物の認定にも非常に曖昧な部分があります。

では、ヨーロッパやアメリカなどの諸外国では

どうなのかというと、独自の認証基準があります。

たとえば

どんな植物がどれぐらい使われたらオーガニックコスメと言えるのか

というように、具体的なルールと

独自の認証を基にオーガニック製品(コスメ)を認定します。

一例をあげると、フランスにある認証機関は

原料の95%が自然由来の原料であること」という

大変厳しい基準を設けています。

しかし、日本にはこのような基準はなく、

通常の化粧品にある基準(法律)を基にした決まりもありません。

つまり、日本のメーカーは言いたい放題で、

パーマ剤やアルカリカラー剤などに

オーガニック成分エキスを

ちょこっと(微量)配合しただけで、

オーガニック商品(パーマ・カラー)として名乗れるし、

オーガニックコスメとして売り出せるのが、

日本コスメ業界の現状です。

しかも

パーマ剤やカラー剤、またシャンプー剤を

オーガニック商品として名乗ること自体、

無理があると思います。

なぜかというと、

結果として普通の商品(パーマ・カラー・シャンプー)と

ほとんど変わらないからです。

それでも・・・あえてオーガニックカラーと呼べるモノ

があるとすれば、

ヘナカラーではないかと個人的には思います。

ヘナカラーの原料は植物(ヘンナ)ですが、

このヘナ(ヘンナ)が有機栽培で作られ、

しかも原料の9割以上使われていれば、

オーガニックカラーと呼べるのではないかと思います。

それでは最後に、

美容室におけるオーガニック商品(カラー・パーマ等)の見解をまとめます。

・オーガニック(カラー・パーマ)は、普通のパーマ・カラーです。

・日本はオーガニックと名乗るための基準も規制もないのでメーカーの言いたい放題。

・オーガニックコスメは、メーカーのイメージ戦略です。

・美容業界の製品に、オーガニックという名称を用いること自体、無理がある。

 

本物のオーガニック業界に携わっている人々ならば、

美容業界のコスメに

そもそもオーガニックという名称を使うこと自体、

不思議と思っているし、

無理があるということはよくご存知です。

情報化社会にあって、オーガニック商品に限らず、

ネットで調べれば「本物かどうか」は、すぐわかるものです。

美容業界で使われるオーガニック商品がどのようなものか――

本当のことがお客様に知れわたるのは、もはや時間の問題だと思います。

― おわり ―

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