トリートメントの真実・パートⅦ
前回のつづきです。
こんにちは、ヒロトです。
「トリートメントの真実」シリーズも、はや7回をむかえました。
今まで長々と書いてきましたが、
この7回目の「トリートメントの真実」は、
総集編ということで、
今まで述べてきたことの要点をまとめていきたいと思います。
【1】
髪は死滅細胞であり、
どんな高価なトリートメントであろうと、
今のところトリートメントで髪を修復することも、
再生することもできません。
この課題について美容業界は、
今やっとスタート地点に立ったばかりです。
【2】
では、トリートメントは必要ないのか?
というと、
髪をきれいに見せるためには必要です。
Deepが提案しているのは、
サロンで高価なトリートメントをする必要はないが、
家でのトリートメントは
髪の傷みを軽減していく上では必要です。
つまり、本当に髪をきれいに保つためには、
高価なサロントリートメントよりも、
ホームケアがもっとも有効であり、
大切だということです。
毎日、髪の汚れをシャンプーでちゃんと落とし、
トリートメントをするほうが、断然、髪にはいいのです。
お顔と同じで
「クレンジング→ファンデーション・シャンプー→トリートメント」
という理屈と同じです。
【3】
それでもサロンで定期的にトリートメントをしないと
不安という人は、
皮膜をはらない疎水トリートメントがオススメです。
疎水トリートメントの特徴は、
吸着反応型で特性の違う疎水成分同士を反応させて、
くっつけてしまう架橋型トリートメントです。
だから、これで分子量が大きくなり流出しにくくなります。
疎水トリートメントも日々、進化していますが、
だからといって
ダメージ髪が治るわけではなく、
あくまでも傷みを軽減させ、きれいに見せるモノという捉え方です。
【4】
化学的要因(パーマ・カラー)によって
傷んだ髪のダメージを軽減していくには、
過度の皮膜コーティング(トリートメント)よりも、
髪に付着している残留物質(アルカリ・過酸化水素・金属イオン)
の除去がとっても大切です。
それらの処理が不十分で、その上から
トリートメント(過度の皮膜コーティング)をすると、
かえって髪を傷める原因になります。
ただ、ダメージの度合いによっては、
軽い皮膜コーティングもきれいに見せるには
必要な場合もあります。
つまり、ケースバイケースということです。
【5】
Deepがトリートメントの話を通して、
なぜヘアダメージの軽減に
こだわるのかというと、
その理由は、ヘアスタイルを作るうえで、
絶対にかかせない要因だからです。
それともう一つは、
最小限の費用で最大限の効果が出れば、
お客様はきっと喜んでくれると信じているからです。
※ ↓ ↓ ↓ カラー施術の一例
12レベルのベージュから13レベルのベージュにチェンジ
レシピ = Be13:ライトブラウン(1:1) オキシ6%(1:1)
アルカリ除去、過酸化水素除去、金属イオン除去、+ ソ~スィ~トリ~トメント
※トリートメントで新たな情報があれば、その都度、お伝えします。
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