薬学女子からの質問 !
Deepのお客様で薬学専門の女子学生さんがいます。
薬学女子
「ヒロトさん、髪の毛っていったい何で出来ているの?」
ヒロト
「えッ? そんなのカットしてる最中に言えまへん」(めんどくせぇ)
薬学女子
「もっ、もしかして知らないとか?ワラ」
ヒロト
「あのねぇ~(苦笑) こんどヘアラボに書くから見といてよん♪」
※ヒロト心の声 ( さすがは理系女子というか・・・ 何というか・・・)
ということで、髪の毛について簡単にふれておきましょう。
【髪の毛の役割】
まず、髪の毛の役割は「保護・保温・触覚」ということです。
髪の本来の機能は、
まゆ毛やまつ毛など、生えている場所によって
「汗・ほこり・虫の侵入を防ぐ」役割があるのです。
えッ!?
じゃぁ~ メンズのスキンヘッドはどうなるの?
って聞かれても・・・そんなこと知るかいッ!!
【髪の毛の成分】
タンパク質が80%~90%で、 残りは「水分・メラニン色素」です。
このタンパク質(ケラチンタンパク)は、
約18種類の「アミノ酸」からできています。
アミノ酸の多くは「+と-」の電気を一個ずつ持っていて、
これを「中性アミノ酸」といいます。 しかし、中には
・+の電気を2個持ったものもいれば(酸性アミノ酸)
・-の電気を2個持ったもの(塩基性アミノ酸)
もあります。 代表的なアミノ酸は、
・酸性(グルタミン酸)
・中性(システィン)
・アルカリ性(アルギニン)
【髪の毛の太さと種類】
一般的に髪の太さは、
3種類
・軟毛(0.06~0.07mm)
・普通毛(0.075~0.085mm)
・硬毛(0.1mm以上)
とされていますが、その他にも
・健康毛
・損傷毛(科学的損傷・物理的損傷)
・直毛
・縮毛
・ビビリ毛
・ハジョウ(波状)毛
・ネンテン(捻転)毛
といろいろあります。
【髪の強度と含水量】
髪の強度は、
・一本の髪を抜く力(固着力)は70~80g
・髪を切る力(切断力)は、100~180g
髪の含水量は、
・理想的な含水量で11~13%
・ドライヤーの乾燥時で10%以下
・シャンプー直後で約30%、 最大では約40%になります。
以上が、ヘアナレッジの概略です。
たとえば、健康毛であっても「太い髪・細い髪」などがあり、
パーマやカラーをする場合は〝太い細い〟は関係なく、
どちらも「あたりにくい・染まりにくい」ことがあります。
これは太い髪ならば、
キューティクルの層が厚く、薬剤が浸透しにくいためであり、
細い髪は、タンパク質が少ないために
「取れやすい・変色しやすい」という場合が多いのです。
これらを理解したうえで、
お客様にも心から満足していただけるように対応していくのが、
Deepの使命だと考えています。
― ヒロト ―
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